演奏会のお知らせ

当団が今後予定している演奏会をご案内します。


アウローラ管弦楽団 第30回定期演奏会

日 時 2024年2月12日(月・祝) 12時30分開場/13時30分開演
場 所 すみだトリフォニーホール(大ホール)
※JRまたは東京メトロ半蔵門線錦糸町駅より徒歩5分
指 揮 鈴木 衛
料 金 全席指定 1,000円(受付開始:2023年12月1日(金)〜)
【前売り予約】事前予約でお席がお選び頂けます(お代金は当日精算となります)。
【無料ご招待】無料ですがお席はお選び頂けません(事前予約は必要となります)。
・未就学児入場不可となります。
・チケットのお問い合わせ:アウローラ管弦楽団広報 ※お問い合わせは前日まで

曲 目 ♪歌劇「皇帝の花嫁」序曲(N.A.リムスキー=コルサコフ)
♪交響曲第7番嬰ハ短調「青春」(S.S.プロコフィエフ)
♪交響曲第5番ニ短調(D.D.ショスタコーヴィチ)
 

 20世紀、かつてアメリカと世界を二分してその覇権を争った超大国が存在しました。ソヴィエト社会主義共和国連邦 ― 1917年に崩壊した帝政ロシア帝国を「原材料」に、周辺諸国を強制併合しながら作り出した「実験国家」にして、その設計上の致命的バグによって実験があえなく失敗し、わずか70余年で自壊した仮初(かりそめ)の大国です。
 30年前まで存在した超大国は既に亡く、今では歴史の一部として語られる存在と化したソヴィエトですが、第二次世界大戦後の東西冷戦時代には東側陣営のリーダーとして君臨し、アメリカをリーダーとした西側陣営、即ち欧米や日本とあらゆる分野で激しい競争を繰り広げていました。その競争は芸術分野に於いても例外ではなく、ソヴィエト(ロシア)は欧米や日本から蛇蝎の如く嫌われながらも、その一方で鉄のカーテンの奥から次から次へと綺羅星のように送り出されてくる偉大な芸術家たちや素晴らしい芸術作品に、西側の芸術界からは嫉妬にも似た羨望の眼差しが向けられていました。
 特に音楽分野に於いて、クラシック音楽界を手厚く保護・援助したソヴィエト(ロシア)は西側陣営を凌ぐほどの隆盛を誇りました。それは戦後日本のクラシック音楽の復興にも大きな影響を与え、例えば日本アマチュア・オーケストラ界の立役者でもある芥川也寸志は、ソヴィエト(ロシア)の音楽界への憧れが募った果てに単身ソヴィエトに密入国し、戦後の日本人としてショスタコーヴィチとの面会を果たした貴重な人物となりました。今日の日本アマチュア・オーケストラ界の隆盛には、ソヴィエト音楽界の存在がその源泉のひとつとなっているという事実があります。日本アマチュア・オーケストラ界の発展に影響を与えたソヴィエト(ロシア)音楽に敬意を表し、私たちアウローラ管弦楽団は30回目という節目を迎える本演奏会のプログラムとして、20世紀ロシアを代表する作曲家の双璧、ショスタコーヴィチとプロコフィエフの2つの交響曲を選びました。
 芸術が持つ価値観には普遍性があると信じています。過去に生み出された芸術作品は、時代が変質しても変わらぬ輝きを放ち続けます。ソヴィエトが滅んで再びロシアとなり、21世紀になって世の中が大きく変動しても、過去に生み出された作品に書かれてある音符は何一つ変わらず、そこから流れる音楽は何一つ変わらず、そこから生まれる感動は何一つ変わりません。時の流れにも揺らぐことのない、芸術作品が持つ普遍的な価値観。ショスタコーヴィチとプロコフィエフの音楽は、ロシアという得体のしれない隣人に対する、私たちの憎悪から羨望までの様々な感情を受け止めながらも、そのことを改めて私たちに教えてくれるようです。
 また当団が結成された2009年、その旗揚げとなった演奏会のオープニング曲、即ち産声とも言える最初の音を出した作品は、リムスキー=コルサコフのオペラ「五月の夜」からの序曲でした。今回、第30回の節目となる演奏会のオープニングとして、私たちは初心を思い返す意味で同じリムスキー=コルサコフのオペラからの序曲を取り上げます。
 2024年、私たちアウローラ管弦楽団は結成から15年目を迎えます。人間で言えばまだ中高生という若いオーケストラではありますが、これからも更なる成長を目指し、音楽の大海原の航海を続けていきたいと考えています。2月12日(祝)はぜひ、すみだトリフォニーホールまでお越し頂ければ幸いです。

チラシ挟み込みをご希望の団体様へ
 当団では以下の要領にてチラシ挟み込みを受け付けております。お問い合わせはアウローラ管弦楽団広報までお願い致します。折り返し詳細をご案内致します。

 ※アマチュアオーケストラ団体に限らせて頂いております。
 ※挟み込み要員について2名様のご協力をお願い致します。
 ※ホールへの事前郵送についてご案内しておりますが、郵送に於けるトラブル等については責任を負いかねます。
 ※申し込み団体数に制限はございません(何十団体でもお受けします)が、演奏会1週間前までにはご連絡ください。
 ※担当者のアドレスから返信させて頂きますので、フィルタリング設定のないアドレスからのご連絡をお願い致します。


混声合唱団コール・ミレニアム 第20回定期演奏会(依頼演奏)

日 時 2024年3月23日(土) 昼公演
場 所 東京芸術劇場コンサートホール
※JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分
指 揮 井ア 正浩
料 金 調整中

曲 目 ♪交響詩「フィンランディア」(J.シベリウス)
♪交響的印象「教会のステンドグラス」(O.レスピーギ)
♪ドイツ・レクイエム(J.ブラームス)
 


アウローラ管弦楽団 第31回定期演奏会

日 時 2024年6月9日(日) 12時30分開場/13時30分開演
場 所 すみだトリフォニーホール(大ホール)
※JRまたは東京メトロ半蔵門線錦糸町駅より徒歩5分
指 揮 米津 俊広
料 金 調整中

曲 目 ♪劇音楽「皇帝ボリス」序曲(V.S.カリンニコフ)
♪組曲「中世にて」(A.K.グラズノフ)
♪交響曲第5番ホ短調(P.I.チャイコフスキー)
 


アウローラ管弦楽団 軽井沢特別演奏会

日 時 2024年8月17日(土) 昼公演
場 所 軽井沢大賀ホール
指 揮 田部井 剛
独 奏 鈴木 舞(ヴァイオリン)

料 金 調整中

曲 目 調整中
 


アウローラ管弦楽団 第32回定期演奏会

日 時 2025年1月5日(日) 12時30分開場/13時30分開演
場 所 すみだトリフォニーホール(大ホール)
※JRまたは東京メトロ半蔵門線錦糸町駅より徒歩5分
指 揮 田部井 剛
料 金 調整中

曲 目 ♪喜歌劇「モスクワ・チェリョームシキ」組曲(D.D.ショスタコーヴィチ)
♪ピアノ協奏曲第4番(N.G.カプースチン)
♪バレエ音楽「ロメオとジュリエット」よりアウローラ・セレクション(S.S.プロコフィエフ)
 


お問い合わせはアウローラ管弦楽団広報までお願い致します。